湘南の選手は本当に在籍が短いのか調べてみた
え?天皇杯?あ、勝ってよかったですね。
1.湘南の選手ってすぐ移籍するイメージという仮説
もちろんこれはプロビンチャクラブにとって良い面でも悪い面でもあるのですが、それだけ良質な選手を輩出しているというとらえ方もできるわけで。
ただ私が気になっているのは、いわゆる埼玉方面とか茨城方面に引き抜かれるケースではなく、結構大卒・高卒が2年目くらいにはレンタル→完全というケース。
ステップアップで出ていく選手っていうのは、高卒にしろ大卒にしろ大体3~5年は在籍したのち出て行ってると思うんですよね。(除:若月、トイチ)
でもレンタル→完全の放出って、実質湘南には1年くらいしか在籍してないじゃん、という。
前置きが長くなりましたが、以上の仮説を持った上で調べてみましたよ。
※在籍年数のカウントの方法は、私オリジナルのルールをもって算出。ちょっとややこしいので整理。
・シーズンイン~シーズン終了まで在籍で1年とカウント。
シーズン途中でのIN/OUTは、時期問わず0.5年でカウント。(金子だけは1でカウントしちゃった、征也は0.5でカウント)
・レンタル移籍がややこしいのですが、レンタルでのOUTについては期間のカウントは0。
ただしレンタルバックした場合は、レンタル期間も湘南の在籍年数としてカウント。
湘南に戻らずレンタル→完全の放出については、レンタル期間のカウントは0。
例:石原広教 → 2017~2018在籍、2019レンタル、2020レンタルバックなので、2017~2020を在籍年数としてカウント。
鈴木国友 → 2018在籍、2019~2020レンタル、2021完全移籍なので、2018のみ在籍年数としてカウント。
みたいな感じ。レンタルINについても基本同じ考え方です。
例えば岡本はレンタル→完全で来たので2016~在籍年数としてカウント、ただ山田直輝は一旦レンタルバックしてるので、2015~2017で一旦リセット、2019途中~みたいな考え方です。
去年の馬渡のように1年で返却の場合は、在籍年数1年でカウントしています。
・出戻り選手(コバショーとか)についても、上記山田直輝の例のように退団時一旦リセットして考えています。なのでコバショーであれば2019~みたいな。
2.ではいきます(2020、2019、2018の3年間)
2018年:平均 2.26年
2019年:平均 1.77年...
2020年:平均 1.88年...
なぜ2018が高いのか、お分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、島村毅選手がいたんですね。
シマが引退しちゃったり、俊輝がいなくなったりで、もうガクッと落ちてるわけです。
数字の妥当性を問われればそれまでなのですが、大体2年もしないうちにバイバイ、という悲しすぎる数字。
ちなみに、この3年間で退団していった選手の在籍年数を計算してみたところ...
ユース昇格組:平均 3.75年(対象2名)
高卒組 :平均 2.00年(対象4名)
大卒組 :平均 4.39年(対象9名)
外国籍 :平均 1.13年(対象8名)
まあ外国籍選手はなんとなく想像通りではあったわけですが、ユース組、大卒組もまあこんなもんですかね。
高卒組が低く見えるかもしれませんが、某スイスに期限付き移籍中の彼の仕業です。
3.じゃあ他チームはどうなのよ
個人的に在籍が長そうなイメージのあった鹿島で同様に調べてみると...
2018年:平均 4.61年(!!!)
2019年:平均 3.91年(!!)
2020年:平均 3.83年(!)
ここまで違いがあるものなのか...
もちろん曽ヶ端というバケモンがいたり、イタリアから帰ってきても12年もいた小笠原とか、遠藤康も今年15年目とかなんですよね。
湘南で10年以上在籍したのは結局某SDと某営業の虎のみなわけですからね...
4.まとめます
全チームを見る気力は今のところありませんが、ご要望があれば調べようとは思っております。
結論を全く考えず数字を数えていただけですが、おカネが解決してくれるのか、成績が解決してくれるのか、正直よくわかりません。
冒頭の通りステップアップに関しては何も咎めるつもりはないのですが、レンタル→レンタルバックというケースがより増えてくればいいな、とは思いますね。
※本文は筆者の記憶に基づくデータで記述したものであり、公式データは気にならない限り参照しておりません。
抜け漏れ、ご指摘お待ちしております。